2019年1月30日水曜日

ARアプリ開発するのにもPlaygroundが便利

はじめに

今ARKitを使ったiOS向けのアプリの開発をしています。ARKitは3Dゲーム開発のためのフレームワークであるSCNKitの延長線にあるため、よく自分の書いたコードが3D空間で思い通りに動いているか確認をします。
これまでは、都度実機で確認を行なっていたのですが、座標変換などの簡単な確認をするのにもいちいち実機で動かすのは面倒に思っていました。しかし、最近PlaygroundでもSCNKitやSpriteKitを動かせることを知り、これは便利だと思ったので紹介します。

手順

1. Xcodeのメニュー > File > New > Playground...を選択する

2. Gameを選択する


画面の左下のexecuteボタンを押すことでコードが実行できますが、この状態では何も表示されません。

3. 右上の Show the Assistant Editor を押す

4. Assistant Editorを開いた状態でコードを実行する


Assistant Editor上に擬似画面が表示され、SpriteKitのコードが実行されます。

ちゃんとマウスカーソルで画面を押すことでインタラクションイベントも確認することができます。


2019年1月27日日曜日

Android 7.0以降だとSAF経由でGoogleDriveへファイル作成ができないことがある

はじめに


最近Androidアプリのメンテナンスをしていなかったので一番の稼ぎ頭であるNudiaの不具合修正を行うことにしたが、結構大変だったので内容を残しておく。

不具合の内容と調査結果


不具合の内容


アプリバージョン 2.3.0でAndroid 7.0以降の端末で作成した画像ファイルをGoogleDrive上に保存しようとすると0 byteの空ファイルができる。

調べてみると、stackoverflowの方に同じ悩みを抱えている人がいたが原因と対策は分かっていない様だった。

調査結果


当初、Android Nougatからアプリ間のファイル共有のポリシーが厳しくなったことにより、プログラム側での処理が足りていないのかと思っていたが、ファイルの保存方法はAndroid公式のSAFに紹介されている手順に従っているため、他に原因があるはずだが全く見当が付かなかった。

そして施行錯誤をする中で、なぜかGoogleDriveを再起動した直後の1回だけ保存が成功することがわかった。

ちなみに公式のSAFのドキュメントでACTION_OPEN_DOCUMENTインテントとACTION_CREATE_DOCUMENTインテントを紹介してCATEGORY_OPENABLEと組み合わせることで次の3パターンのファイルwrite操作が可能になる。


CATEGORY_OPENABLE ありCATEGORY_OPENABLE なし
ACTION_CREATE_DOCUMENT
新規にファイルを作成
空ファイル作成
ACTION_OPEN_DOCUMENT
既存ファイルを上書き


アプリ側ではACTION_CREATE_DOCUMENTとCATEGORY_OPENABLEを指定しているのだが、何故か2回目以降だとCATEGORY_OPENABLEが効いていなかった。
またlogcatでGoogleDriveの動作を監視してみると、再起動直後のみアプリでの保存操作後ActivityManagerから何かしらのIntentがGoogleDriveへ飛んでいることが分かった。
しかしこれ以上の原因については分からなかったため、暫定対応としてAndroid Nougat以上ではGoogleDriveへの保存をさせないように制限を付けることにした。

もし今後さらなる原因がわかったら、恒久的な修正をリリースします。


最後に、これまでアプリをご利用くださっていた方にはご不便をおかけして申し訳ありませんでした。



2019年1月26日土曜日

GoogleDirveでのStackEdit解除方法



はじめに


AndroidからiOSアプリへ開発を切り替えたのをきっかけにこのブログではなくQiitaの方へ投稿をしていたのですが、プログラミング以外のことも書きたいのでこっちを再開しようかと考えています。

Qiitaの投稿はMarkdownだったため、そちらで慣れているとBloggerでもMarkdownで書きたくなります。調べてみるとStackEditというWebツールを使えばMarkdown形式で書けるとのことで導入して見ましたが次の理由でやっぱりやめました。

StackEditについて気になった点


  • 画像を投稿に含める場合、先にどこかにアップしてそのURLを指定しなければならない(ドラッグ&ドロップで自動でアップロードしてくれない)

  • StackEditで作ったドキュメントだけとは言え、自分のGoogleDriveへのアクセスを付けるのが嫌

  • そもそも、GoogleDrive上でStackEditドキュメントを作成しようとしたときに確認されるアカウント紐付けで、「Restrict access」を選択しないとGoogleDrive上の全てのアクセス権を要求されるのが物凄く嫌



そのためGoogleDriveに設定したStackEditを解除することにしましたが、やり方が分からず戸惑ったのでやり方を残しておきます。

StackEditの解除方法

  • GoogleDriveを開く

  • 右上の設定アイコンを選択し、設定を開く

  • 左のペインよりアプリの管理を選択し、一覧の中にあるStackEditを選び「ドライブから切断」をクリックする